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<<   作成日時 : 2008/10/06 17:26   >>

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「ブレード・ランナー」「トータル・リコール」

そして「マイノリティー・リポート」の原作者、

フィリップ・K・ディックの短編小説が

ニコラス・ケイジ主演で映画化されたタイムリミットアクション、

「ネクスト」。



「ハンニバル」ではFBI捜査官を演じたジュリアン・ムーアが

今回もまたハンニバルとは一味違った女性FBI捜査官カリーを演じる。

目的を達成するためには手段を選ばず。

アメリカを守るためには、個人の人権など尊重せず。

そんなアメリカ政府の色をプンプン臭わせる役柄。

それでもどこか非道、冷血になりきれないところがあるカリー捜査官。

彼女(ジュリアン・ムーア)がこのキャスティングに抜擢された所以だろうか?


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物語はこんな感じ。


2分先までの未来が見えるという

中途半端な(?)予知能力が備わっている

主役のニコラス・ケイジをFBIが追い詰めてゆく。

理由は、アメリカを守るため、彼のその予知能力を利用して、

テロの行動を予測し捕獲するため、というもの。


そのために、ニコラスとニコラスの彼女(ジェシカ・ビーン)が

とことん酷い目に遭ってしまうという、

なんとも悲惨で人迷惑な話。



ジェシカ・ビーンは、実に自立した意志の強い女性を演じており、

これがまた気持ちよいほどカッコイイ。しかも美人だし。

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ニコラス・ケイジといえば、相変わらず諄く、濃い表情が印象的。

あの容貌とあの表情で女性をまじまじと見つめていると、

まさに「危ない奴」そのもの。ちょっとサイコスティックで怖いかも。(笑)


ストーリー展開は、

「え?」

と思うほど甘い設定がそこここに伺えた。


例えば、ニコラス・ケイジとジェシカ・ビーンが恋に落ちるシーン。

ジェシカの演じるベスのキャラクターからすると、

もっと心惹かれる何かがないと、

そうそう簡単に初対面さながらの男性には、心を許さないんじゃない?


あまりにも唐突過ぎる展開にちょっとガッカリ。

ロマンが足りないよ、ロマンが!

これじゃあ、気丈なベスのキャラクターが、全然生かせてないし、

ベスを気丈にする意味もない。


キャラクター設定と、物語の展開に意味が感じられないよねぇ〜。


そういえば、刑事コロンボのおじさん(ピーター・フォーク)も出演していた。

久々にスクリーンで観たけれど、

ストーリー的には、これまたあまり意味を持たない役柄。


物語の中盤では、

「時計じかけのオレンジ」みたいな拷問(?)にニコラスが遭うシーンがあるけれど、

やはり、わざわざそんなことする必要があったのか?とこれまた疑問。

だって、あっさりと終わっちゃうんだもん、拷問(?)シーン。

う〜ん、ようわからん。

拷問というほどの緊張感もなく。 何なんだか。


一番良く分からないのは、テロリストがFBIと一緒になって

ニコラスやジェシカをマークしているとこ。

「そんなことに時間割かんで、さっさと自分たちの目的を達成すべく準備すれば〜?」

と、テロを応援するわけじゃあないけれど、

思わずそう言いたくなってしまった私。ははは…


更によくわからないのは、

テロリストは、何故ジェシカを捕まえてあんな目に遭わせたのか?


本目的からFBIらの注意をそらすためなのだろうけど、

だからって、なんでニコラスやジェシカをテロリストたちが追うのか?

人質なら普通の人でいいじゃん。

その方が捕まえるのも早いし、予知されないだけ安全だし。


つまりこの物語、テロとニコラスの関係が不明なのだ。

テロとの間に何らかの問題(接点)があって…

ニコラスが追われているというのならまだ物語も自然だが。


さらに驚いたことに、

ニコラスは、孫悟空並みの分身の術が使えるときた。(うわぉっ!)

この辺のこともじっくり考えているうちに頭がこんがらがってくる。

例えば、0.1秒ずつ時間をずらして

自分の進む道を変えた場合・・・ということで

未来を体験しているのだと思うが…


そうしたら、その方法で全てを解決できないのか?


さらにさらに…

2分先までなら未来が見える…ということは、

連続させて分身の術を使い続ければ、

永遠に現実を変え続けることができるということでは?


と、

頭の中フル回転しながら、あーでもないこーでもないと

些細な矛盾を見つけては自問自答しながら観たのであった。


そして!

上記のストーリー設定の甘さやら

展開の不満やら矛盾やら納得できぬ思いやらを、

苦々しく抱えながら最後のシーンを迎える。


すると…

「おおっ!そういうことだったのか?」

「なんだ、だったら、そういうこと(上記のストーリー設定の甘さやら

展開の不満やら矛盾やら納得できぬ思いやら)もありだろうね?!」

と、うなずいてしまった。


う〜ん、本当にうなずける結果だったのか、

納得がいったのかはよくわからんけど、

細々考えることは止められた。


つまり!

最後まで観て初めて、

この作品の面白さを感じられたと言うわけね。


あはは…

こういう人を欺いた作品には、

まんまとひっかかってしまうKellyであった。(←単純(笑))



それでもやっぱりニコラスとジェシカの関係は短絡すぎると思うんだけどなぁ〜〜。

もうちょっとロマンスを感じさせて欲しかったなぁ〜〜。



そう考えると、やっぱ、B級映画になるのかなぁ?









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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちはー。ワタクシは少々意見が違いますね。最も「顔が面白い」俳優ことニコラス・ケイジ御大主演の時点で、ある意味、B級なんです。ナショナル・トレジャーなんかも金をかけてるけど、基本B級なわけですし。
で、この「NEXT」。素直にめちゃくちゃ面白いす。この映画を楽しめるかどうかは「観る前の期待度」に反比例しますね。GWに劇場で観ましたが、映画前の劇場内は「期待薄」空気でしたが、映画が終わったときは「こりゃあ、拾いものだわ」とポジティブ雰囲気に変わってました。ニコラスさんの顔の力か?
本作のいいところは、そもそも無理な設定に加え、次々に都合に合わせて展開が変わる「節操の無さ」です。つまり矛盾だらけなんですが、映画の勢いと、B級と割り切った太っ腹さは素晴らしい。ワタクシの評価は「ニコラス・ケイジ主演作で、近年まれに見る傑作」で「必見」です!B級大好きのワタクシには、節穴だらけの本作こそ、映画の醍醐味!とも言えます。
アッシー映画男
URL
2008/10/07 08:29
アッシー様。
あはは…最初からB級と見なした上での鑑賞だったのですね?!
「フェイス・オフ」を、まったく期待せずに見終えたときのあの感動(設定に絶対無理があるにも関わらず、めちゃくちゃ面白く、よくできた映画でしたよね)のようなものでしょうか?(笑)

その点、この「NEXT」、観る前からかなり期待していましたから・・・。(結構最初から細かく分析しながらの鑑賞が、気になる素材を作ってしまったのでしょう)

そういえば、ゴーストライダーはわたくし観ておりませんが、いかがなものなのでしょう?
今のところ、「期待していない+見る気もなかなか起きない」作品です。(アメコミ実写版で、こんな気分は珍しいですね(笑))

緒方拳さんが5日に亡くなりましたが、ものすご〜く残念でなりません。
年齢不詳の緒方拳さんでしたが、71歳だったと訃報と同時に知りました。
緒方拳さんは、大好きな俳優さんだっただけに、自分でも驚くほどショックを受けています。日本も偉大な俳優をまた一人失くしてしまいましたね。悲しいです。
生きとし生けるもの、必ず死がある、ということですね。

Kelly
2008/10/08 11:58
そうです!ニコラス・ケイジさん出演作は、とりあえずB級と決めつけて臨むと、実に楽しめるのです!「ゴーストライダー」最高です、バカバカしさ&ニコラス君の顔の面白さ全開。ニコラス君の若い時代を別の俳優が演じていますが、なかなかのイケメン−−おいおい、大人になって、あの馬面にはならねえよって!その他、「スネークアイズ」「ウインドトーカーズ」「ザ・ロック」などもB級系の傑作といえましょう。
緒形拳さん、誰も言わないけど、必見作は、安田成美さんと共演したコメディ「咬みつきたい」です!拳さん、企業の不祥事の濡れ衣を着せられ殺される役。で、死んだ1年後に、なんとドラキュラになって甦るのです!その無理やりっぽさだけで観たくなったでしょ?そして、緒形拳さん出演のTVドラマといえば79年の「ちょっとマイウエイ」。アネゴ肌の桃井かおりさんとの掛け合い、おっとり系の八千草薫さんとの息もぴったりのハートフルコメディ。シリアスで深刻な緒形さんも好きですが(鬼畜など)、コメディ系が絶対に良かったですね。
アッシー映画男
URL
2008/10/10 08:07
Kelly様、アッシー様、こんにちは。
アッシー様はさすが映画男を名乗られるだけありますね。よくご存知ですね。
緒形拳さんは、アッシー様の言われる通りですぬ。シリアスものは当然ですが、コメディーもかなりなものです。
私もアッシー様の推薦される映画は拝見しましたが、愉しめました。
緒形拳さんは本当に素晴らしい俳優さんでした。
カフェ
2008/10/10 15:39
アッシー様、

>その無理やりっぽさだけで観たくなったでしょ?

あはは。参りました。仰せのとおりです。まったく好奇心をかき立たせるのが上手ですね。(笑)

緒形拳さんの笑顔が、私はたまらなく好きなんです。だから、コメディーははまり役だと思いますねえ。
今度借りてみます。
Kelly
2008/10/10 22:07
カフェ様、
カフェ様もご推薦なのですね。
これは観ないわけにはいきませんねえ。(笑)
TSUTAYAで探してこなくちゃ!
Kelly
2008/10/10 22:09

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